ここではXMの取引時間を解説します。
年末年始での取引は基本的にできないようになっていますが、XMは欧州の祝日に合わせて変化するので注意しなければなりません。
基礎知識として、土日はトレードできないのは把握しておきましょう。
また、祝日のトレード可能かどうかについては、XMのお知らせに追記されていくので確認しておくようにしましょう。
目次
XMの取引時間の基礎
XMでは、株式指数CFDやゴールド(gold)などの貴金属CFD取引もできます。
- XMで取引ができるのは、日本時間月曜日の朝6時5分から、土曜日の5時50分までの時間帯です。
上記の時間帯ならば、基本的にいつでも好きな時に取引ができます。
MT4の時間に関して【GTMとは】
XMの取引にはMT4というプラットフォームが使用されていますが、MT4の画面には時間も表示されるので、時間を確認しながら取引ができます。
ただし、表示されている時刻は日本の標準時刻とは異なっているので、日本から取引をする場合には、あらかじめ注意が必要です。
MT4ではGMT+2という時刻表示の方法が採用されていますが、これはGMTより2時間進んでいるという意味です。
GMTとは……グリニッジ標準時のことで、イギリスのグリニッジ天文台を通る経度0度の線上の平均太陽時のことです。
したがってGMT+2で時間が表示されている場合には、イギリスよりも2時間ほど早く時間が経過している地域を基準にしています。
これは日本の標準時刻と比較すると7時間ずれている状態で、例えば日本時間の火曜日12時に取引をおこなっている場合には、GMT+2で表示すると火曜日の朝5時ということになります。
ただしXMでは夏季に限りサマータイムが導入されているので、この時期に限り日本の標準時刻とGMT+2の時差は、6時間になります。
なお、取引時間の表示方法としてGMT+2が使用されているのは、XMの本社が地中海のキプロスにあるからです。
MT4の時間に「+7時間」すると日本時間になる!
(サマータイムは「+6時間」)
サマータイムとは?
XMで取引をする際には、サマータイムのことも考慮する必要があります。
サマータイムとは……ヨーロッパやアメリカでおこなわれている制度のことで、夏季に限り、通常よりも時間を1時間早めて生活をおこなう方法です。
欧米でこのような制度が導入されているのは、夏は夜明けの時間が早くなるので、時間を1時間進めることにより日中の時間を有効に活用できるからです。
サマータイムを採用しているかどうかは、海外でも国によって異なりますが、ヨーロッパではEUの加盟国などが、サマータイムを実施していました。
ただし、2019年に開催されたEUの議会で、2021年を持ってサマータイムの制度が廃止されることになったため、2022年以降は日本と同じように、夏季でも時間が1時間進められることはなくなりました。
サマータイムの是非をめぐっては国によっても考え方が異なりますが、XMでは例年と同じように、2021年の3月最終日曜日の1時から、サマータイムが開始されています。
サマータイムが終了するのは10月最終日曜日の1時です。
そのために、この時期まではサマータイムを考慮して取引時間を決める必要があります。
なお、XMでは株式や貴金属などCFDの種類によってそれぞれ取引時間が決まっているので、あらかじめ一通り確認しておく必要があります。
年末年始・祝日・大型連休の取引時間
XMで取引をする場合には、特別な時期における取引時間のことも知っておく必要があります。
特に気を付けた方が良いのが年末年始の時期です。
場合によってはこの期間内に営業が一時的に休止されることがあり、通常は開場される時間であってもトレードができなくなります。
XMの場合、毎年いつの時期に営業が一時休止されるかは決まっておらず、各年によって若干休業の日が変化しています。
- 2019年から2020年の年末年始シーズンの場合、XMでは2019年の1月1日の1時50分から、取引が一時休止されました。
- 取引が再び開始されたのは翌2020年の1月2日の16時5分からで、この間はずっと取引ができませんでした。
XMで取引をするにあたっては、祝日の閉場にも注意する必要があります。
気を付けなければいけないのは、日本で定められている祝日ではなくて、ヨーロッパの休日に合わせて閉場する日が決められていることです。
日本人にはヨーロッパの祝日がいつなのかわかりにくいことも多いですが、祝日により閉場する場合には事前にXMから発表があるので、ネットを利用して日ごろから情報収集をしておいた方がおすすめです。
なお、ゴールデンウィークやお盆休みなどは、日本独自の休暇であるために、基本的にはXMの取引に大きな影響はありません。
ただし、日本語で相談できるサポートデスクなどでは、上記の期間に一時的にサービスが休止される場合もあります。
XMの取引時間に関する注意点
以下からはXMの取引時間に関する注意点を3点、解説します。
- 取引時間外だと予約決済・注文を入れていても取引できない
- 週末(金曜→月曜)のポジション持ち込みに注意
- 開場前、閉場後の10分ほどはチャートが動くが取引はできない
取引時間外だと予約決済・注文を入れていても取引できないので注意
XMでは取引をする際に注意しておいた方が良いのが、取引時間外にアクセスすると、一部の取引ができないことです。
予約決済をしたい時も取引時間内に行う必要があり、注文を入れても取引ができないために、取引時間が再び開始されるまでずっと待機する必要があります。
長時間待つことができない場合には、現地の営業時間を考慮して、トレードを早めにおこなったほうが良いでしょう。
週末(金曜→月曜)のポジション持ち込みに注意
XMで取引をする場合には、ポジションの持ち込みにも注意する必要があります。
土日は取引できないので、買いポジションのまま金曜日から翌週の月曜日に持ち込んだ場合、週明けに大きく株価が下落する可能性もあります。
週明けに不安要因がある場合には、週末に決済した方が利益を確保しやすい場合が多いです。
開場前、閉場後の10分ほどはチャートが動くが取引はできない
XMで取引をしていると、開場時刻の10分ほど前から、チャートが動き出すことがあります。
また閉場してから10分後までチャートが変動することもありますが、閉場している時間帯は取引することができないので、間違えないようにあらかじめ確認する必要があります。
開場時間や閉場時間に近い時刻に取引をしている場合は、XMで使われているGMT+2の時刻で開場時刻になっているか、とりあえずチェックした方がおすすめです。