ここではXMのマイナンバー登録について解説していきます。
結論から言うと、マイナンバー登録は必要ありません。
しかし今後規制が厳しくなり、登録する必要も出てくる可能性があるので、登録できる人はやっておいても損はないでしょう。
そんなXMのマイナンバー登録について、詳しく見ていきましょう。
目次
XMでマイナンバー登録はしなくてOK?「いいえ」で問題ない
XMのマイナンバー登録を求められても「いいえ」でOK!
XM(XM Trading)では、マイナンバーを提出することなく口座開設が可能です。
XMを利用するには口座を開設する必要があり、初めて口座を開設するときには、マイナンバー(納税者番号、TIN)の登録を求められます。
また、すでに口座を開設している人も同様です。
XMでは、口座を開設すると有効化手続きを行う必要があり、その際にマイナンバーを保有しているか確認されます。
登録を求められると、登録しなければ何かペナルティを受けるかもしれないと不安に思うかもしれません。しかし、XMからマイナンバーの登録を求められても「いいえ」と答えて問題ありません。「いいえ」でも有効化手続きを完了させられます。
住所確認書としてマイナンバーカードを提出しても問題ない
さらにXMでは、口座有効化の際、「住所確認書類・身分証明書」として運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどから、いずれか1点の提出が必要です。
ここで、マイナンバーカードを「住所確認書・身分証明書」として提出しても、マイナンバーの登録は「いいえ」で問題ありません。
- ペナルティや制限を受けることはなく、XMすべての機能とサービスを利用できます。
- トレードはもちろん、出金も問題なく行えます。
- 出金の際に登録を求められることもありません。
登録しないを選択した後でも、登録は可能です
マイナンバーの登録で「いいえ」を選択しても、あとから登録し直すことが可能です。
また、マイナンバーの登録に必要なのは、「番号のみ」です。
マイナンバーカード、もしくは通知カードを準備しましょう。
マイナンバーカードのコピーや、写真を送る必要はありません。
- ホームページから登録を行うには、会員ページにログインして「口座」→「書類アップロード」のページに行きます。
- そこで、マイ・アカウントのページに切り替えると、下部に記載されているマイナンバーからマイナンバーの有無、納税国、そして、マイナンバーの番号を入力し、登録ができます。
誰でも、1分もあれば終わるでしょう。
もし、会員ページで行うのが面倒な場合は、サポートセンターに連絡すると番号を伝えるだけで登録ができます。
あくまで「現状」はマイナンバーの登録は必要ない
XMでマイナンバーの登録は必要ありませんが、あくまで現状は必要ないということに注意しましょう。
日本居住者は、XMの子会社であるXMTradingに登録することになります。
XMTradingは、セーシェル共和国で金融ライセンスを取得していますが、セーシェル共和国で規制が強化されるようなことがあれば、マイナンバーの登録が義務化される可能性はあります。
現に、国内のFX業者は2016年からマイナンバーの登録が必須になっています。
海外のFX業者も義務化される可能性は大いにあると言えるでしょう。
義務化された場合、登録をしていないと機能を制限される、取引が行えない、口座を凍結される、などのペナルティを受ける可能性もあります。
義務化されたことを知らなかったなんてことにならないように、事前にマイナンバーの登録をしておいても損はないでしょう。
また、マイナンバーの登録が義務化されたときは、必ず登録しているメールアドレスにメールが来るので、メールのチェックは定期的に行いましょう。
XMがマイナンバー登録を求める理由
XMで口座を開設するとき、なぜ、登録しなくても問題ないのにマイナンバーの登録を求められるのでしょうか。
ヨーロッパ圏の規制強化
XMでマイナンバー登録を求められる理由は、XMの本社があるキプロスなど、ヨーロッパ圏のライセンス登録国のルールによるものです。
脱税やマネーロンダリングなどの犯罪を防ぐために、ヨーロッパ圏で規制が強化されました。
そのため、マイナンバー(ヨーロッパではTIN番号)を国税当局に報告することが義務化され、登録しないと口座を有効化できなくなりました。
しかし、これはあくまでもヨーロッパ圏の話です。
XMTradingはセーシェル管理下にある
日本居住者は、XMの子会社であるXMTradingの登録になります。
XMTradingは、セーシェル共和国という国でライセンス登録を行っている、セーシェルライセンスになります。
そのセーシェル共和国では、納税者番号(マイナンバー)の登録を義務化していません。
また、日本のFX業者ではマイナンバーの登録が義務化されていますが、XMは海外のFX業者であるため、日本の法律には縛られません。
そのため、日本でXMを利用する際、マイナンバーを登録することなくトレードを楽しむことができます。
日本の金融庁へのアピール
XMは日本の金融ライセンスを取得していないため、金融庁の管轄外です。
ただし、なんでも好き放題できるわけではありません。
日本居住者を対象としたサービスを続けていくために、日本の金融庁に悪い印象を与えたくはありません。
万が一金融庁に目をつけられると、XMTradingがライセンスを取得しているセーシェル共和国に対して、XMの営業、サービスを規制またはやめさせるなどの要請をする可能性もあります。
対応はセーシェル共和国の金融庁次第ですが、XMのサービスが禁止されることもあるのです。
過去の事例
過去には、日本金融庁がオーストラリア金融庁に対し要請を行ったこともあります。
オーストラリアで金融ライセンスを取得していたFX業者への営業を禁止したため、日本から撤退していきました。
こうした出来事からも、XMとしては営業を続けていくためにマイナンバーの登録を求め、「しっかりマイナンバーの登録を求めていますよ」と金融庁へアピールしているのでしょう。
まとめ
XMのマイナンバー登録は「いいえ」でも問題ありません。
ただし、今後規制が厳しくなる可能性を見越して、登録しておいてもOKです。
マイナンバーは「番号のみ」登録すれば良いので、マイナンバーカードを用意する必要はありません。