銀行にお金を預けておいても低金利が続く今、増えることはほとんどありません。となると考えられるのは、投資です。
FX取引は、資産運用の一つとして注目度が高まっています。
その理由は、少ない予算からチャレンジできること。
FXは、デモ口座といって本物そっくりの口座で投資の練習ができるシステムも用意されています。
まずは専門用語を理解して、投資家への一歩を踏み出す準備を整えてみてはいかがでしょうか?
【FXの基礎知識】FXの専門用語一覧
FX取引のハードルを上げているのが、専門用語です。
まずは基本的な専門用語を理解しましょう。
- pips
- ロット
- 通貨ペア
- スプレッド
- スワップポイント
- レバレッジ
- ロスカット
- ゼロカット
- 空売り
- 損切り
pips
FXは、通貨の売買をしてその差益から利益を出す投資です。世界には国ごとに通貨があり、その単位もそれぞれ違います。そのさまざまある通貨単位を共通の単位で表すために用いられているのがpipsです。FX取引で使われる単位で、pipsを使うことで値動きなどがわかりやすくなります。
ロット
取引通貨量の単位。多くのFX業者は、1万通貨を1ロットとして、1ロット以上から取引が可能としています。しかし個人投資家が増えた最近は、100通貨、1000通貨から取引を可能としているところも増加しています。
海外FXでは10万通貨を1ロットとしている会社が多いです。
通貨ペア
FXは通貨の売買によって利益を出す投資です。日本円で米ドルを買ったり、ユーロで円を買ったり、異なる通貨がペアになることで成立する取引です。
この2つの通貨を通貨ペアと呼びます。
「ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/ドル」などがありますが、FX業者によって取り扱う通貨ペアの数は異なります。
スプレッド
通貨ペアは、同じタイミングでも買値と売値で値段が違います。
ニュースなどで為替レートについて、「1ドル134円90銭から95銭」と読み上げられるのを聞いたことがあると思います。これは「同じタイミングで1ドルを買う場合の値段が134円95銭、売る場合の値段が134円90銭」という意味です。
売る値段と買う値段の「差」をスプレッドといいます。
スワップポイント
国の政策によって各国で金利に高低差があります。
日本は現在、超低金利の状況です。一方でメキシコのペソ、南アフリカのランドなどは高金利通貨と呼ばれています。この金利の高低差を利益として受け取れるのがスワップポイントです。
日本円を売って、メキシコペソを買った場合の金利差を利益として受け取ることができます。スワップポイントは、FX業者によって違いますが、高金利の通貨を1日以上保有することで受け取れます。
レバレッジ
FXは、取引を行うときに取引額の一部に相当する証拠金を預けることで取引が行える金融商品です。例えば、1万円を証拠金として預けることで、その何倍かの取引が行えます。この取引方法ををてこの原理に例えてレバレッジ効果と呼んでいます。
「レバレッジ25倍」といったら、「証拠金に対して総取引額が25倍」ということになります。
ロスカット
FX取引は、口座に預けている証拠金以上の取引ができる投資です。そのため相場の状況によっては、元本を超えて損失が出る場合があります。そういった状況に備えて、取引を強制的に終了させて、最低限の資金を守るための制度をロスカットと言います。
ゼロカット
ゼロカットシステムは、為替相場でロスカットが間に合わない急激な変動があり、損失が発生した場合に、FX業者が損失分を負担してくれるシステムです。
国内FX業者にはなく、海外FX業者との取引で適用されるシステムです。
空売り
FXは、直接現金の授受を行わずに通貨の売買を行い、得た利益を受け取る差金決済の投資です。そのため、所有していない通貨を売る「空売り」も可能。「空売り」は、「ショート」や「売りから入る」といった言葉で表現されることもあります。
損切り
為替相場が予測に反した動きをすると、損失がでます。その際、どのタイミングで決済するのかは難しいものです。
損切りとは、損失を踏まえてポジションを決済することを言います。
「相場が持ち直すのでは?」と考えて決済を行わずに損失を広げるより、早めの判断で損失を最低限に抑える投資の考え方の一つです。
デモトレードで練習しよう【まとめ】
FX取引に使う、基本的な用語を説明しました。こういった言葉は、実践することでより理解が深まります。しかもFXは、デモ口座を使って、仮想の取引が行えます。デモトレードとはいえ、臨場感は本物同様。納得いくまでデモトレードで練習すれば、本番でもあわてずにすむはずです。まずはしっかりデモトレードで練習してみてください。